東レの年収 薄給?高給?将来性ある素材メーカー

東レ 年収 化学メーカー

東レの年収、福利厚生、企業年金、有給消化率等のワークライフバランスを調査しました。

有価証券報告書と会社のHP等から待遇を探るデータを調査しています。
東レは、衣料や産業用途の繊維事業が稼ぎ頭の素材メーカーで軽量で丈夫な炭素繊維複合材で世界首位となっています。EVシフトが進んでくると軽量の東レの素材の車への活用がますます拡大していく可能性が高く、将来性のある企業です。

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東レの年収・勤続年数の推移

有価証券報告書の提出会社の状況よりの東レ年収・勤続年数のデータを集計・グラフ化しております。

東レ年収

東レ従業員数

従業員数 平均年齢 勤続年数 年収
2009年 7348人 35.3歳 13.0年 641万
2010年 6915人 35.3歳 12.8年 568万
2011年 6797人 35.7歳 13.3年 632万
2012年 6976人 36.1歳 13.5年 648万
2013年 7097人 36.2歳 13.5年 643万
2014年 7123人 36.5歳 13.8年 648万
2015年 7232人 36.7歳 13.9年 661万
2016年 7223人 36.9歳 14.1年 681万
2017年 7220人 37.2歳 14.5年 697万

東レの年収はここ9年で647万(568万~698万)で推移しております。

これは大企業としては低い水準ですが、製造業で工場も別会社にしておりませんので、工場勤務の方が含まれています。

大卒以上の総合職はもう少し高い水準です。

就職四季報によると東レの総合職だけの平均年収は798万(2016年)となっており、全社の平均年収よりも100万程高いと考えておいた方がいいでしょう。

他の化学大手に比べると見劣りしますが、大卒総合職でいうと薄給とはいえない水準です。
又、従業員数はリーマンショックで一時的に減少しましたが、平均年齢、勤続年数は年々上がってきており、働きやすい会社なのではないかと推測できます。

東レの年収・基本給・退職金等の待遇

東レの給与

■初任給
初任給については、2017年実績で
学部卒 220,300円
修士了 247,730円
博士了 283,900円
となっております。
2016年4月実績だと学部卒 月給219,600円(+700円)、修士了 月給246,990円(+740)、博士了 月給283,900円(変化なし)と若干ベースアップがされており、24歳で25万弱、27歳で28万ちょっとと若年層の内はメーカーとしてはやや高い基本給となっております。

■年収例
あくまで口コミを参考にした例であり、実際の年収は評価や配属により異なりますので、参考程度にとらえてください。
22歳 350万
24歳 420万~500万
27歳 480万~600万 残業30時間で550万程度の水準
30歳 500万~650万 30歳で基本給は32万程度のようです
32歳 600万~750万(ベース520万+残業代)
大卒は入社10年前後(修士8年目、博士5年目)ほぼ一律でエスカレーター式に係長ク            ラスに昇進し、大きく給料が上昇する。
係長クラスになると研究開発職を中心に裁量労働制が適用される方もでてくる。
35歳 700万~800万(ベース給600万円ちょっと。30時間で700万ちょっと)
38歳 800万~900万
課長手前までくると残業量次第で900万がみえてくる。
40歳 課長900万~1,000万

繊維メーカーとしてはトップクラスの給与であるが、化学メーカーと比較すると低めの水準で大企業の中では平均的な給与水準かと思います。
基本給は年齢程度とか考えておいた方がいいでしょう。
賞与は業績にもよりますが、5カ月~6か月の水準です。業績好調のため、5.5カ月近辺を中心に変動すると考えておけばいいでしょう。
東レはUAゼンセンという労働組合に加入しており、2016年では7,265円(2.49%、ベースアップ1,400円、定期昇給5,865円)の昇給を行っています。
業績が今後も伸びていけば、ボーナスも伸びていく可能性を秘めています。

私個人としては、業績の伸びと企業の格を考えると給料は低いと考えており、薄給だと中の人が嘆く声も時折ききます。
実際に2017年の連合 2017春季生活闘争での要求ベースをみてみると東レ労働組合連合会は組合員平均37.1歳でベース給与295,223円となっています。又、定期昇給分は5,685円となっています。
それに対して、
旭化成は38.8歳でベース給与が344,306円、定期昇給分は7,044円
帝人は38.9歳でベース給与が329,266円、定期昇給分は6,123円です。
大手化学メーカーと比較すると、若干低めの給与となっています。

但し、化学メーカーは製造業の中でも給与水準が高く、製造業一般としてみると30歳前半までは同期横並びで昇進・昇給していく年功序列型の古き良き日本企業であり、激務すぎるということもないため、ワークライフバランスを重視したい方にとっては満足のいく企業であると考えられます。

なお、東レのCSRレポートによると女性掛長以上の人数と比率が開示されており、ここから管理職層がどれくらいなのか推測することができます。

これによると2017年の女性掛長以上は410名で掛長以上の女性比率は8.9%です。従って、掛長以上は4,607名いることになります。

東レ単体の従業員数が7200名程度なので、6割以上が掛長以上ということになります。
掛長というのは係長クラスで東レにおいて係長クラスにはほぼ全員が昇進できるというのも納得できます。

一方、課長クラス以上となると女性の課長は92名、部長で12名の計104名です。課長以上の女性比率は4.5%ですので、東レの課長以上は2,311名と推定できます。そう考えると管理職比率は32%となり、現在までは多くが課長クラスまで昇進できた企業であると考えられます。

東レの企業年金

確定給付型の制度として、確定給付企業年金制度及び退職一時金制度を設けている
ほか、確定拠出型の制度として、確定拠出年金制度を設けていると有価証券報告書には記載されています。いわゆる3階建ての年金制度が整備されており、老後の心配は少ないでしょう。

費目 金額 一人当たり
勤務費用 7,281 157,434
確定拠出年金拠出額 6,297 136,157
計/人数 46,248 293,591
残高 196,911 4,257,719

有価証券報告書の記載の勤務費用は7,281万で単純に一人当たりに換算すると16万程です。

又、退職給付債務の残高も一人当たりに換算すると420万程になります。
本体の人数は7000人程なので、もちろんもっと高い金額のはずで定年まで勤務すれば2,000万以上にはなるでしょう。

東レの残業時間とワークライフバランス

■休日について

東レは完全週休二日制で年間休日は120日程度となっており、一定水準以上はクリアしています。又、初年度の年次有給休暇は16日となっており、1年目から有給休暇がしっかりと付与されます。こういった点からも会社の従業員に対する姿勢が見て取れます。

有給休暇の消化率はCSRレポートによると2016年実績は89.8%で9割近い有給休暇消化率となっており、有給休暇が取りやすい環境です。有給休暇は特に理由を聞かれることもなく、申請できるようです。

■労働時間と残業時間

【本社】9:00~17:30
【工場】8:30~17:00
※フレックスタイム制度あり/標準労働時間7.5H

標準労働時間は7.5時間と製造業は7.75時間の会社が多い中恵まれているといえます。

例え1日の労働時間が15分短いだけでも年間で60時間程度の労働時間の差になります。
残業時間は全社平均だと多い方ではないと思いますが、部署によっては100時間近く残業をすることもあるそうです。今は働き方改革で減ってきているかとは思いますが。

福利厚生等

■福利厚生住宅・宅地融資制度
従業員持株会、確定拠出年金、グループ生命保険、東レ福祉会
独身寮・社宅、社員クラブ、診療所、保養所、他

大企業として代表的な制度は整備されています。

独身寮や社宅を減らしてきている企業が多い中、東レは維持しているようです。
独身寮や社宅などが事業場・工場に完備されており、安い費用で入居できるようです。

ただ、制度を利用しない場合はその恩恵が受けられず、住宅手当等もほとんどないようです。

プライベートで会社の方と毎日会うのが嫌な方もいるかと思いますので、好みは分かれる制度設計です。

又、CSRレポートによると社員に対する教育費が一人当たり年間101,607円(2016年度)となっており、社員教育を惜しまない会社といえます。

■社員食堂の有無。

有。工場を持っている会社なのであります。

東レは転勤はあるの?

東レの募集要項には、異動・転勤はどのように決まるのですか?というQに対して

異動・転勤が多いかどうかは各人の仕事や育成の方向性、会社の状況によって様々で、多いか少ないかは一概に言えませんが、会社としてはできるだけ幅広く経験を積みキャリアアップをしてもらいたいと考えています。

と記載されており、Gコース(Global Level Assignment Course)(総合職)であれば転勤は十分あり得る企業です。

又、http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36097?page=2を見ても転勤が多い企業であることが見て取れます。

事業所名 場所 人数
滋賀事業場 滋賀県 1,365
瀬田工場 滋賀県 131
愛媛工場 愛媛県 1,199
名古屋事業場 名古屋県 622
東海工場 愛知県 254
愛知工場 愛知県 126
岡崎工場 愛知県 588
三島工場 静岡県 618
千葉工場 千葉県 95
土浦工場 茨城県 125
岐阜工場 岐阜県 286
石川工場 石川県 277
基礎研究センター 神奈川県 202
その他
5,888

どこの県の勤務の可能性が高いかは有価証券報告書の主要な設備の状況からヒントを得ることができます。上記によると滋賀県や愛知県勤務の可能性が高いです。

又、単体の従業員数は7220人ですので、上記の合計との差分の1,332名は本社勤務かと思います。東レの本社は東京と大阪の両方にありますので、東京勤務がしたいという方には向いていない企業です。

リストラ実施したことがある?

東レは1987年頃バブル経済による好景気を実感し始めていた世間とは逆に、東レは業績が急速に悪化しており、リストラを行っています。リストラとは言っても突然の解雇通知ではなく、2万5000人の正社員の半分以上を再訓練した後に子会社や拡大中の部門に異動させ、配置変換によっておきた減収分は東レが補填する形のいわゆる転籍によるリストラです。
他の企業が大量採用に走る中、早期退職金割り増し制度の対象年齢を45歳まで下げ、レイオフでも勧奨退職でもない形で人員削減を行いました。この頃に固定費を下げておいたおかげで今の景気変動に大きく影響を受けない体質ができているのでしょう。

上記なようなソフトなリストラは行っていますが、経営理念として雇用を守る経営を掲げており、合理化手段としての解雇・希望退職は一切行わない旨名言していますし、、東レグループ内において雇用の場を確保し、60才定年まで雇用を守る旨記載しています。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/souri/dai1/siryou2_1.pdf

長く働きたいという方を無理やり辞めさせるということはなく、働きたい方はグループ企業へ転籍になる可能性はありますが、定年まで安心して働くことができる会社かと思います。

まとめ

総合商社や大手金融機関には給与面では及びませんが、企業としての安定感や合理化手段での解雇、希望退職は行わないという安心感がある企業です。

今はそれほど給与が高いわけではありませんが、将来性はあり、今後伸びていく可能性はあります。
関東で働きたい方には向いておりませんが、関西で働きたい方にはいい企業なのではないでしょうか。

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