ブリヂストンの年収 優良企業だが、給与は安い?

ブリヂストン 年収 自動車メーカー

ブリヂストンの年収、福利厚生、企業年金、有給消化率等のワークライフバランスを調査しました。

有価証券報告書と会社のHP等から待遇を探るデータを調査しています。

ブリヂストンはタイヤで世界首位のグローバル企業で多くの人が知っている優良企業です。
基本的なことですが、就職を目指す方は、ブリジストンではなく”ブリヂストン”と表記しますので、間違えないように注意しましょう。

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ブリヂストンの年収・勤続年数の推移

有価証券報告書の提出会社の状況よりのブリヂストン年収・勤続年数のデータを集計・グラフ化しております。

 

 

従業員数 平均年齢 勤続年数 年収
2009年 15943人 39.7歳 15.8年 589万
2010年 16167人 39.1歳 14.8年 621万
2011年 16019人 38.8歳 14.3年 624万
2012年 15409人 38.5歳 13.6年 619万
2013年 14919人 38.8歳 13.6年 638万
2014年 14248人 38.8歳 13.5年 661万
2015年 13843人 39.0歳 13.4年 680万
2016年 13617人 39.3歳 13.5年 692万
2017年 13706人 39.8歳 13.9年 720万
2018年 14705人 40.1歳 14.0年 723万

ブリヂストンの年収はここ10年で657万(589万~723万)で推移しております

グラフをみると年収、平均年齢ともに右肩上がりで上昇しています。
一方で社員数は減っておりますし、勤続年数は短くなっています。
これは既存の社員が退職した一方で比較的年齢が高い社員を中途採用したからなのではないかと思います。
600万円代~700万円前半という数字だけをみると大手企業それも業界のリーディングカンパニーとしては低い方なのではないかと思います。
但し、これには高卒の方を中心とする工場労働者が含まれており、ブリヂストンの場合は、全体の55%程度と技能職の割合が多いです。

総合職だけでみると会社四季報によると820万程ですので、決して給与が低い会社とはいえません。ちなみに上記のデータから技能職の平均年収を逆算すると530万程となります。(簡便的に総合職45%として計算)
技能職は総合職の6割~7割程度の給与と考えた方がいいでしょう。

ブリヂストンの年収・基本給・退職金等の待遇

ブリヂストンの給与

■初任給

初任給は、2016年4月実績で大学卒は月給22万5600円、修士了で月給24万7000円となっております。大手メーカーとしては平均的な水準です。
又、キャリア採用のサイトには珍しく、年齢ごとの給与例が記載されています。
それによると23歳で233,900円(諸手当含まず)、26歳257,600円(諸手当含まず)、
29歳343,800円(住宅給、家族給含む)と入社7年目頃に大きく給与が上がるとわかります。

■年収例
あくまで口コミを参考にした例であり、実際の年収は評価や配属により異なりますので、参考程度にとらえてください。
下記は総合職の場合です。

●30歳 平 550~600万程度
若手の内は、給与面では高給は期待しない方がいいでしょう。

●32歳 上級職 600万~700万
入社9年目、10年目で試験を経て、上級職に昇格する。

上級職になると裁量労働制の適用対象となり、5,6万円程度の定額の残業代が支給されることになる。人によっては裁量労働制を適用しないという選択もできるが、多くの人間が適用することになる。
●35歳 700万~800万
ベースの給与は家族手当や住宅手当も込みで40万円程となり、生活に余裕がでてくる。
・38歳 研修開発職 院卒 入社13年目 男性 年収例

基本給 家族手当 役職手当 月給 賞与 年収
390,000 35,000 55,000 480,000 2,200,000 7,960,000

●40歳 管理職 1,000万
40歳前後で管理職となる。管理職になると他メーカーと同等かそれ以上の水準になる。
若手のうちは安いが、30歳後半以降に給与が上がってくる給与体系となっている。
・42歳 管理職 男性 年収例

基本給 家族手当 役職手当 月給 賞与 年収
450,000 10,000 100,000 560,000 4,000,000 10,720,000

ゴム業界の中ではトップ企業で給与水準もトップクラスであるが、ゴム業界自体の給与水準が他業界よりも低めであり、自動車業界でいうと平均的な水準かと思います。

世界トップのタイヤメーカーというネームバリューもあり、採用される人間はレベルが高いため他業界の同レベルの人材と比較すると安いというのが実情ではないでしょうか。

■役職の構成

 役職 2015 2016 比率(2016)
執行役員 33 27 0.2%
基幹職 部長以上 282 291 2.1%
課長 864 908 6.7%
1,146 1,199 8.8%
開発企画(総合職) 3,087 3,039 22.3%
事務企画(一般職) 930 914 6.7%
監督職・専門技能職 686 682 5.0%
技能職 7,668 7,472 54.9%
その他 293 284 2.1%
13,843 13,617 100.0%

上記の表はブリヂストンのCSRレポートより作成しています。
上記の表より様々なことが読み取れます。まず有価証券報告書に記載されている平均給与ですが、役員の方は含まれていないと思っておりましたが、上記表と有価証券報告書の従業員の数を比べると執行役員の方は含まれているようです。
又、全体でみると管理職にあたる基幹職の構成比は10%以下と低くなっていますが、上記によると総合職は全体の3割程度なので、総合職だけでみると3割程度が管理職となっています。

大卒の半分以上は管理職になれると考えていいでしょう。

企業年金

企業年金基金制度、退職一時金制度、確定拠出型の退職給付制度の3つの制度があり、老後の心配はなさそうです。

費目 金額 一人当たり
勤務費用 18,587 129,422
確定拠出年金拠出額 9,317 64,874
計/人数 143,616 194,296
残高 783,117 5,452,853

ブリヂストン本体の人数が連結全体の1割程度で完全に参考程度ですが、有価証券報告書の確定給付債務の残高を人数でわると550万円程度となり、年間の積立額は20万になります。
実際の所は大企業の平均を考えると、定年時には2,000万円以上はあるでしょう。

ブリヂストンの残業時間とワークライフバランス

■休日について

週休2日制であり、年間休日120日と大手企業として平均的な水準です。

■労働時間と残業時間

本社 9:00~17:30
小平技術センター 8:30~17:00
横浜技術センター/工場 8:15~16:45

と事業所ごとに労働時間がことなります。又、元々は1日の労働時間は8時間でしたが、2017年の4月より7.5時間に短縮されました。在宅勤務についても、前日に申請すれば1時間単位で利用ができるように制度を整えたとのことで働き方改革の流れを受けて労働条件の改善がなされております。

項目 2016年
平均年間総労働時間(時間) 2060
有給休暇平均取得日数(日) 15.1
有給休暇平均取得率(%) 75.5
月時間外労働平均時間(時間) 21.5

上記は2016年のCSRレポートを元に作成しています。
月平均の時間は21時間と大手企業としては少ない方であると思います。年間の労働時間は2000時間を超える程度です。有給休暇を15日消化するとすると1年の労働時間は(365-120-15)*8=1,840時間で残業が20時間とすると2,080時間になりますので、短い方かと思います。
有給休暇の消化日数も15日以上と75%程消化できており、休みを取りやすい環境といえます。

ブリヂストンの福利厚生等

■福利厚生

家族給、住宅給有。
社宅は東京都に6棟 (港区など) 、千葉県に1棟 (船橋市) を所有
(独身寮) は、国立市に所有。
一般財形 、ライフプラン積立 、住宅財形、 年金財形、 持ち株会 等一般的な制度はあります。

社宅については、全国の事業所・工場に独身寮・社宅が完備されており、独身寮は駐車場代込みで月額1万円程度、社宅は駐車場代込みで月額2万~3万5千円程度で入居でき、利用するかどうかで可処分所得が大きく変わってくるでしょう。駐車場こみで上記値段は格安でかなり手厚いかと思います。
ブリヂストンの社宅は六本木、三田、江戸川松島、国立にありますので、グーグルマップ等で検索してみるといいでしょう。
社有の保養所が那須高原、奥多摩、軽井沢、熱海にある等大手企業が保養所や社宅の削減に動く中で企業としての余裕が感じれれます。

又、家族給が残っている等独身者には厳しく、家族持ちには手厚い昔ながらの日本企業の福利厚生となっています。

■労働組合の有無。

有。

■社員食堂の有無。

有。モーニング、ランチ、ディナーと3食提供しているようです。

リストラ実施したことがある?

大々的にはリストラは行っていないようです。但し、工場を丸ごと閉鎖したことはありますし、退職給付の注記には”従業員の退職等に際して割増退職金を支払う場合があります。”都の記載があることから通常の早期退職制度のようなものはあるのでしょう。

事業も世界トップの事業も持っており、業績も安定していることから雇用は安定しているといえるでしょう。

新卒・キャリア採用の状況

■新卒採用

職種 2015年 2016年 比率(2016)
総合職 事務 38 40 32.3%
技術 59 60 48.4%
97 100 80.6%
一般職 0 0
技能職 9 24 19.4%
106人 124人 100.0%

■キャリア採用

 職種 2015 2016 比率(2016)
総合職 事務 27 7 3.6%
技術 25 6 3.1%
52 13 6.7%
一般職 9 9 4.6%
技能職 87 126 64.9%
嘱託・医務他 52 46 23.7%
200 194 100.0%

上記はブリヂストンのCSRレポートより新卒採用と中途採用の状況をまとめたものです。

新卒採用よりもキャリア採用の方が人数が多いのに気が付きます。又、技能職は新卒採用は少なく、中途採用で賄っています。又、総合職キャリア採用の人数をみると2015年は50名だったが、16年には10名程度になっており、かなり年によってばらつきがあります。
中途採用の人数を見る限り、かなり中途採用を積極的に行っている企業であり、よく大企業で中途採用が新卒採用のプロパー社員に比べて不利な扱いを受ける可能性は低そうです。

又、中途採用には特に研修もなく、いきなり業務につく会社が多いですが、キャリア採用のページによると入社後に創業からの歩み、企業理念、部門の概況・業績等を内容とする5日間集中の集合研修及び工場見学を行っており、キャリア採用者同士の交流の場が設けられていることからも日系大手企業としては中途採用にかなり慣れた企業といえます。

技能職は積極的に中途採用をしており、チャンスはあるのではないでしょうか。

まとめ

有価証券報告書に出ている年収は工場労働者が多く含まれており、低めに出ていますが、総合職だけでみると平均年収は800万円を超えており、製造業としては十分な給与がでる会社です。
自動運転、EVの時代となってもタイヤは必要なため、自動車完成品メーカーに比べて会社の将来性に関する懸念も小さく、安定成長が期待できます。安定して勤めたい方にはいい会社ではないでしょうか。

ブリヂストンのような優良企業は求人の応募が少なく、丁度転職活動をしようというタイミングで応募しているとは限りません。
そのような場合に、狙いの企業を絞って、待つスタイルで転職活動をする方の転職方法について書きました。
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