大手企業への転職を目指す方のおすすめの転職エージェント

転職エージェント転職エージェント

私は転職活動を2回しており、その中で10近く転職エージェントを利用しています。

その中で感触の良かったエージェントを紹介したいと思います。
今回は、万人向けの内容として経理財務に特化したエージェントは除外しています。

私のおすすめはまず大手エージェントに登録して、幅広く求人をみて気に入った業界があればその業界に特化したエージェントを併用していくやり方です。
私は大手と中堅を常に2,3個登録していました。

大切なのはあくまでエージェントはツールであって、効率的に転職活動をするために利用してやるという意識です。

エージェントに言われるがままに応募してというのでは、いい転職はできません。

エージェントごとに特徴があり、向いている方を記載していますので、効果的に活用してください。

転職サイトと転職エージェントの違い

前提知識として転職サイトと転職エージェントの違いを説明したいと思います。

転職サイトは、リクナビNEXT等が有名ですが、基本的に企業の求人がサイトに載っていて自分で転職先の企業等を探す方式です。ゆるく、転職の準備等をしたい人におすすめできます。

転職エージェントは、担当のエージェントがついて、転職をサポートしてくれます。
こちらは、職務経歴書の添削や面接対策等してくれるので、本気度が高く、すぐに転職したい人におすすめです。

なぜ転職エージェントを使うのか?

転職活動が初めての方の場合、転職エージェントというと

特別なスキルをもっていないと利用できないのでは?利用料金がかかるのでは?

といった疑問を持たれるかと思います。

まずなぜ自分でHPや新聞広告等をみて応募するのではなく、転職エージェントを使うのか説明したいと思います。

効率的に活動するため

一つ一つ企業の公式サイトをみて応募するやり方もあるかと思いますが、いつ応募をかけるかわかない企業のホームページを毎回チェックするのは手間がかかりますので、募集があったら声をかけてくれるエージェントに登録するのが効率的です。
又、企業内部とつながりをもっており、内部の情報をもつ転職エージェントを活用するのが効果的かと思います。
長年担当している方は企業の風土や休暇の取りやすさ等情報をもっています。
その他、履歴書のブラッシュアップを手伝ってもらったり、自分の職歴や強みを整理するのにも活用できます。

非公開案件に応募するため

ネットや企業のHPで公開されている案件の方が少なく、いわゆる特定のエージェントにのみ募集をかける非公開案件というものがあり、個人の活動では限界があります
非公開案件があるのは、秘匿性の高い業務で募集する場合やネット上で公開すると万人がみれてしまいますので、応募が殺到してある程度フィルターをかけないと捌ききれないケース等があるためです。

転職者が無料で転職エージェントを利用できる理由

ではなぜ、転職エージェントは職務経歴書の添削や面接対策等色々と手間をかけて転職者にとっては無料でやってくれるのでしょうか。
転職エージェントは、転職者が就職を決めた際に企業からもらう報酬(例えば年収の2割~3割等が手数料として企業から支払われます)で成り立っており、転職者としては出費は全くなく、使った方が効率的に活動できます。

手数料を採用企業からとるなら転職エージェントを通さない方がいいんじゃないの?

と思う方もいるとは思いますが、大手企業の場合、転職希望者が多く、内部の人事部ですべて対応する方がコストが高いことが多く、結局会社専属のエージェントを使っていることもあります。

最終的な採用結果には大きく影響しませんし、初年度年収の2割程度をけちる会社になら私ならいきたくないとは思いません。

今回は私が実際につかってみてよかったエージェントを紹介したいと思います。

DODA

転職サイトはdoda

パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する規模でいうと求人数は100,000件以上と国内No.2の転職エージェントです。
業界最大手のリクルートは確か3か月~半年程度の利用制限があったかと思います。
彼らもビジネスでやっているのですからいつまでもお金にならない求職者のサポートをしているわけにはいかないというわけです。
DODAにはこういった利用期間の制限はありますが、じっくり求人を探したい方に向いています。(但し、キャリアアドバイザーのカウンセリング転職サポート期間に3ヶ月という制約はあります。)
従って、リクルートとの併用がおすすめです。半年あれば、いい転職先もでてくるかと思います。

登録すると専任のキャリアアドバイザーとの面談があり、職歴や希望年収、スキルの確認を受け、20件程その場で求人を紹介してもらえました。

求人数の80%~90%が非公開求人であり、DODAのみが扱っている求人もあります。
転職活動をするのであれば選択肢を広げる意味で登録しておきたいエージェントです。

大手企業が採用をする際にはどのエージェントから紹介されたかも関係します。
なぜその人を採用するか最終的に決める場面では、無名のエージェントが推薦する求職者と大手エージェントが推薦する求職者がいた場合、他の条件が全く同じであれば、後者が選ばれる可能性が高いです。

なぜなら人事の方の立場に立った場合、無名のエージェントが推薦する求職者を採用して結果的に失敗だった場合、なぜあまり聞かないようなエージェントが推薦する者を採用したのか責任を問われる可能性があるからです。

大手を目指すのであれば、大手エージェントを使った方が求人数も取引も多いことですし、選択肢を増やす意味でも無難です。

メリット:大手企業を中心に非公開求人数が豊富
デメリット:一人ひとりにあったサポートは期待できない
担当者によっては押しが強い
向いている人:大手企業に入りたい方

リクルートエージェント

業界首位の転職エージェントです。
エージェントの方はDODAに比べるとドライな感じですが、業界最大手で求人は最も多く保有しているため、案件はどんどん紹介してくれますし、エージェントの方の質は高めです。
求人数は業界トップクラスで幅広い求職者に対応しており、サポート、特に面接対策が充実しているため、他のエージェントと組み合わせて登録するとよいでしょう。
面接対策というのは、無料のセミナーだったり、面接対策の動画だったり、過去の質問例だったりします。やはりノウハウが蓄積されているというのは最大手の強みです。

リクルートかDODAの大手どちらか一方は、求人の見落としを防ぐためにも登録しておきたいところです。

メリット:最大手のため求人数が豊富
履歴書、職務経歴書添削、面接対策等のノウハウが蓄積されている
デメリット:内定をとる可能性が低い方に対してはドライ
向いている人:大手企業への転職を目指す方

ビズリーチ

BIZREACH

ビズリーチは会員制の転職サイトで転職者に対してはハイクラス求人、企業に対しては即戦力の採用をうたい差別化を図っていることが特徴です。
履歴書を登録すると複数のエージェントからスカウトがくる仕組みとなっており、大手企業からも直接スカウトがきたりもします。

又、通常のエージェントだと会うまでどのような案件を紹介されるかわかりませんが、事前に求人や条件をみてからエージェントと会うか決められるのもメリットです。
ただ、利用にあたっては現在の年収500万以上の方のみの利用をおすすめします。
やはりこのサイトを使って価値があるのは、スキルがあり、年収も一定以上ある方が更なるステップアップを目指してヘッドハンティングを受けることにあるかと思いますので、使う人を選ぶ転職サイトかと思います。

メリット:特定の業界に強いエージェントとコンタクトをとれる
紹介される企業・求人をみてからエージェントと会うか判断できる
経験・スキルに魅力があれば大企業からコンタクトがある
デメリット:一定以上の経験・スキルがないとほとんどコンタクトがない
向いている人:自分のキャリアに自信があり、更なる年収アップを目指す方

JACリクルートメント

JACリクルートメントは外資系企業に強い業界3位のエージェントです。
特徴としては、給与水準が高めのハイクラス向けの案件が多い、ハイクラスということも関係しますが、エージェントの質が全体的に高い、転職者の70%以上が35歳以上となっていることです。

給与水準が高めの求人、外資系に強い

他の会社では見たことがないような外資系企業の求人を多く紹介してくれましたし、給与水準が高い会社が多かったです。

やはり日系企業の場合は若手の給与水準が決まっていることが多く、大幅な給与アップは難しいと感じました。

外資系は成果に厳しい面もありますが、キャリアによって日系企業より高い給与が望めます
但し、英語ができないと選択肢は大分狭まってしまいますので、英語が最低限書けることが必要です。

エージェント・求人の質が高めである

主担当のエージェントはいますが、担当エージェントは会社ごとに分かれており、求人ごとに別々のエージェントとやり取りすることになります。その分企業個別の状況を理解しており、エージェントの質は高い印象を受けました。
JACでは専門性を要求されるキャリア採用に対応するため、専門分野別に業界・職種別のエージェントが育成されているとのことです。
又、主担当のエージェントがいまいち相性が合わなくても企業ごとに担当が分かれていますので、様々な方から個別に紹介がきて、一人の方が取りまとめて紹介する方式をとっているエージェントより多くの紹介を受けることができました。

スペシャリスト、管理職に強い

JACは転職者の70%超が35歳以上という特徴があり、他のエージェントよりも年齢層や年収レンジが高めとなっています。
ある程度経験を積んだ方が給与をアップしたいのであれば登録して損はないエージェントかと思います。

メリット:大手企業のグローバルポジションや外資系企業の転職に強い
エージェントの質が全体的に高い
デメリット:職歴が良くない方には求人の紹介がない
向いている人:自分の職歴にある程度自身があり、更に年収アップを目指したい方
外資系企業への転職を目指す方
英語を使った仕事を希望する方

パソナキャリア

パソナキャリアは、大手紹介会社に比べると規模は小さいですが、親会社が人材派遣のパソナであることもあり、人事とのパイプを持っています。

求人数自体は大手の2社には劣りますが、最大手にはないような求人もありますし、リクルートではあまり求人の紹介を受けられないようなキャリアの方にも案件を紹介してくれるという面もあります。

キャリアアドバイザーは、丁寧で親身な対応をしてくれました。
大手エージェントにはない非公開求人を探すために大手と併用して使ったり、大手企業にはこだわらず中小の優良企業も視野に入れたい方にはおすすめできます。

◎:メリット
・履歴書、職務経歴書添削、面接対策等のサポートが手厚い
・履歴書的に弱くても求人を紹介してくれる
・最大手ではなくとも質のよい中小企業の紹介もある
×:デメリット:
・求人数が最大手に比べると劣る
向いている人:
・初めての転職で手厚いサポートを希望する方
・大手企業にこだわらず、準大手や中堅も視野に入れたい方

まとめ

おすすめの転職エージェントを紹介しましたが、エージェント以上に担当するコンサルタントの方にも当たりはずれがあるかと思います。
登録料等の費用は発生しないので、登録してみて自分にあったエージェントを探すのが結局は転職の近道かと思います。

●大手企業への転職を目指す方のおすすめの転職エージェント
・dodaエージェントサービス 大手企業に強いエージェント 
・リクルートエージェント公式ページ 大手企業に強い最大手エージェント
上記、大手2社は大きな差はなく、自分を担当する方による差の方が大きいので、
両方登録し、好みにあった方を使うことをおすすめします。 
・JAC公式ホームページ 外資系企業、ハイキャリアに強いエージェント
・パソナキャリア公式ホームページ
 丁寧なサポートが魅力のエージェント

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