最近は、就活サービスが充実しており、色々なサービスが出てきております。
当記事では、就職活動に役立つ就活サービスについて紹介します。
就活サービスは、うまく活用できれば、怪しい有料の就活塾にいったり、情報商材を購入したりするよりも就活を効率的にすすめることができます。
今回、紹介するのは利用者(学生)の登録は無料であり、採用企業側からの報酬で成り立っているサービスなので、使ってみて合わなければ利用をやめればよいだけなのも安心です。
就活サービスには、色々なものがあり、何を使えばよいかわからなくなってしまいますが、
就職活動は、大きく以下のような流れになっています。
②受ける企業を決定
③書類選考…エントリーシート提出、筆記試験対策
④面接…集団面接、個別面接
⑤内定
その就職サービスがどの部分を対象にサポートしてくれるのか考えるとわかりやすいです。
サービスを受ける際に、自分がどの部分が弱い、サポートがほしいか意識するとどのサービスが自分にあっているかわかるようになるかと思います。
就職エージェント
「就職エージェント」とは、就職活動のプロ(エージェント)が内定までサポートしてくれる就活支援サービスのことです。
就職エージェントは、転職エージェントをイメージしてもらえばわかりやすいと思います。
上記でいうと情報収集から内定までの就職活動のすべてのプロセスをサポートしてくれるサービスになります。
・就職相談(カウンセリング)
・厳選された求人の紹介
・履歴書やエントリーシートの添削
・面接の対策
・企業への推薦
・内定後のフォロー
といった中途採用であれば、転職エージェントが担うようなことサポートしてくれます。
受けたい会社や業界が既に決まっている方にとっては、興味がない求人を紹介される可能性もあり、まだ行きたい会社も業界も決まっておらず、就活のはじめ方から内定まで手厚いサポートを受けたい方に向いているといえます。
JobSpring
JobSpringは、新卒学生が自身の市場価値を高めることができる企業への入社をサポートする新卒紹介サービスになります。
学生のキャリアに着目した紹介企業や非公開求人を約1,000件保有しており、エージェントが入社後のキャリアプランまで考えて求人を紹介してくれるサービスです。
Jobspringでは、AIマッチングを利用した自分の適正を見極める適性検査が受けられたり、3回の面談によるフォローが受けられ、自分はどのような企業にあっているのか、ESの添削や面接対策を受けることができます。
無料でこのような対策を受けられるのは、お金のない就活生にとっては大きなメリットかと思います。
面談をすることで自分の視野を広げたり、逆に適正をもとに志望業界や職種を絞り込む手助けになります。
又、一般的に1年間の離職率が15%といわれているところ、JobSpring利用者の離職率はわずか0.1%と高いマッチング精度が特徴です。
キャリアチケット
キャリアチケットは、レバレジーズが運営する自己分析から内定獲得まで、就活アドバイザーがマンツーマンで、状況に合わせて就活をサポートするサービスです。
カウンセリング等を担当する就活アドバイザーと各企業とのやり取りをする企業担当アドバイザーに分かれており、それぞれサポートしてくれます。
まずはキャリア形成に知見をもった就活のプロである就活アドバイザーの方が本当に向いている企業・業界についてカウンセリングをしてくれ、各企業の特色に精通した企業担当アドバイザーの方が実際に企業に足を運んで取材した170以上の優良企業の中から厳選した求人を紹介してくれます。
企業担当アドバイザーの方は、単に人気企業や表面的な興味にもとづいた企業選びではなく、入社後も活躍でき、長期的にキャリアを形成していけるような企業への就職を支援してくれます。
又、人事の方には直接は聞きにくいような情報も聞けるというメリットがあります。
就活アドバイザーと企業担当アドバイザーの方も顔と名前がホームページに掲載されているのも安心材料です。
スカウトサイト
「スカウトサイト」とは、企業から学生に直接スカウトやオファーがくる就活支援サービスです。
「逆求人型」「逆オファー型」とも呼ばれています。
上記でいうと①業界・企業の情報収集と②受ける企業を決定の助けになります。
スカウトサービスの使い方は、プロフィールなどの情報を入力しておき、後は企業からの連絡を待つだけです。
自分で興味がある業界が定まっている方も企業からオファーを受け取って、調べてみると興味が出てくることもあり、広く業界を知るためには有用です。
キミスカ~自己分析のサポートもできる逆求人サービス
キミスカは、グローアップ社が運営する完全無料の逆求人サービスです。プロフィールや選考状況を記入しておくことで企業側から就活生にスカウトがくるサービスになります。
スカウトが来た場合、場合によっては独自ルートの採用となり、煩わしいESやWebテストや筆記試験等をパスできる可能性があり、面接の練習にもなります。
19年卒の登録学生数 83,160人です。大手サイトのリクナビの登録数が2019年で76万人なので就活生の1割以上が活用しているサービスになります。
大手に就職したいのであれば、それほど魅力はないのですが、登録すれば使える自己分析ツールが役に立ちます。
面接を突破できない要因の一つとして、よく挙げられるのが自己分析が足りないということです。
キミスカは、適性検査で性格、意欲、思考力、職務適性といった傾向を簡単に診断してくれるサービスがあります。
リクルートが作成しているSPIの性格適性検査の簡易版と思ってもらえばいいと思います。
診断結果から客観的に自分の特徴を知ることができ、自己分析に役立ちます。
その他、就活コンサルタントに無料で相談できたり、企業が集まるマッチングイベントへの参加も可能となっています。
・無料で使える自己分析ツールが優秀
Offer box(オファーボックス)
オファーボックスは、プロフィールを登録すると企業の方から選考のオファーをもらえるスカウト型の就活サービスです。
ESを出さずとも、プロフィールをしっかりと埋めておけば、オファーが届くので、効率的に就職活動を進めることができます。
又、オファーが来る際に、なぜ自分に興味をもったのか等のコメントをもらえることがあり、あなたのことを本当に欲しい企業から声が届きます。
特徴として、文章だけでなく写真や動画、スライドを使って自分をアピールできる点が挙げられます。
又、オファーボックスの求人数は3,400件程度とリクナビ3万件、マイナビ2.2万件に比べると見劣りがするため、オファーボックスだけを利用するのではなく、大手との併用がおすすめです。
Future Finder(フューチャーファインダー)
Future Finderは、心理統計学に基づく自己分析で、適職が見つかる就活支援サイトです。
登録時に適合診断(SPIの性格テストのようなイメージです)を受験し、自分の特性を知ることができるので、就活の自己分析で活用が可能となっています。
心理統計学に基づき、以下のような自己分析結果が得られます。
・タイプ、本性、強み・弱み
・ビジネスセンス、活躍できる仕事の内容、職種、マッチする企業の社風
さらに、自分の結果とマッチする企業をサイト内で検索することが可能となっているほか、マッチしている会社からは、直接スカウトをもらうこともできるため、効率的に就活を進めることができます。
運営会社は、株式会社ジェイックという上場企業である点、登録学生数は業界最大級の2021年卒15万名(着地見込み)であり、多くの方が使っているサービスである点も安心材料です。
就活イベント系
就活イベントサービスは、登録することで就活イベントに参加できる就活支援サービスです。
就活イベントは、数が多く、行くのに体力も気力を使うため、厳選して参加したいものです。
選考会・イベント参加を効率化する~digmee
digmeeは選考会やGD練習、企業の情報収集といった就活の一部をLINE一つで実現できる就活効率化サービスになります。
行きたい選考会やイベントを見つけるまでに応募するまでの手間をLINEを使うことで手間を削減したり、選考会の情報を一括で収集・管理できるのが強みなので、まだ行きたい会社が明確に決まっていない方の情報収集に向いているでしょう。
・目的にあった模擬面談が可能人事との模擬面談、イベント開始前にGD練習会を実施したり等目的に合わせた面談が可能。
ねっとで合説
株式会社DYMが運営している動画で合同説明会にいかなくても企業のことがわかる就活を効率化するサイトです。
就職活動でもっと多くの企業を知りたいが、忙しくてなかなか企業研究の時間がない人方や他サイトでは知ることができない情報が欲しい人に向いています。
単なる企業の公式HPに掲載されている情報だけでなく、働いている人や職場の雰囲気を動画を使ってより詳細に見ることが出来るため、企業研究を深めたい方にもおすすめです。
会員登録をすればすべての動画が無料で視聴可能です。
OB訪問
OB訪問は、就活生とOB訪問可能な社会人をつなぐサービスです。
OB訪問は、選考以外でその会社で実際に働いている方から話が聞ける貴重な場です。
ビズリーチ・キャンパス~OB・OG訪問サービス
大学別のOBOG訪問サービスになります。
同じ大学出身の先輩に話を聞けるので、大企業や有名企業への就職を目指すのであれば、かなり有用なサービスになります。
大手総合商社やメガベンチャー等をはじめとする1万人以上のOBOGが登録しています。
このように有用なサービスなのですが、注意点があります。
登録できる大学に制限がある点です。
基本的には以下のような企業からも人気がある大学のみ登録を受け付けています。
東京大学、京都大学、大阪大学、一橋大学、東京工業大学 九州大学、早稲田大学、慶應義塾大学
又、他大学のOB・OGとは連絡が取れないので、使える人は限られているサービスですが、企業側もどのような大学でも受け入れてしまうとターゲットとしている大学とは外れてしまうため、やむ負えないのではないかと思います。
今までOB訪問というと大学のキャリアセンターから名簿を調べて、堅苦しいメールや電話を送って、、、と面倒くさい手順を踏まなければいけないものでしたが、ビズリーチ・キャンパスなら手軽に様々な企業のOBとコンタクトを取ることが可能です。
就活の情報戦を制する~エントリーシートや選考情報等
続いては、エントリーシートや選考プロセス等知っていると選考に有利な情報を得られる情報サービス系になります。
③書類選考と④面接での対策をとるための情報をとるために積極的に使って損はないサービスです。
他人のESを参考にし、良い点を取り入れる~就活ノート
就活ノートは、実際に選考に通過したエントリーシートを無料で読めるサービスです。
記事自体は就活生が書いており、質が低いものも多いですが、このサイトの価値は他の就活生のエントリーシートをみれることにあります。
大学の先輩等のESを見せてもらうこともできますが、労力がかかりますし、完成度も高いとは限りません。
このサイトでは、選考に通過したESを見ることができるので、価値が高いです。
更に中々情報を得ることが難しい実際の選考の流れや面接で聞かれた質問も書かれており、役に立ちます。
企業の口コミサイト
誰もが貴重な新卒カードを使ってブラック企業には勤めたくはないものです。
企業の年収のみならず、社風、福利厚生、成長環境等様々な口コミが集まっています。
Openwork(旧VORKERS)~企業の口コミサイト
企業の実情を知りたいなら、実際に企業で働く人の口コミが参考になります。
企業の説明会に行くと就活生が一番しりたい給料の話や残業、有給休暇といった話はしにくいし、中々してくれないと思いますが、VORKERSなら生しい話が書いてあり、参考になります。
転職者が使うサイトですが、就活生も参考にしたいサイトです。
カイシャの評判
カイシャの評判は、会社の口コミが無料で見られるサービスです。
カイシャの評判は、他のサービスが会員登録が必要ななサービスが多い中、会員登録不要で100万件以上の口コミを見れます。
会員登録まではしたくないけど、会社の口コミをみてみたいという方におすすめです。
転職会議
Vockersで掲載されていない会社の口コミが掲載されていることもあり、こちらも併せて登録して情報収集しておくとよいでしょう。
まとめ
以上様々な就活サービスを紹介しましたが、いくらサービスを使って情報を得ても結局自分が動かなけば内定は得られません。
就活は、①業界・企業の情報収集②受ける企業を決定③書類選考④面接⑤内定というプロセスがあります。
そのどこが自分が苦手なのか、サポートを必要としているのか見極めた上でそれぞれ効率化できる箇所は効率化して自分が就活しやすくするためのサポートと考えた方がいいでしょう。
例えば、就活に出遅れていて、一気に挽回したいという方は、総合的にサポートが受けられる就活エージェントを利用すればよいでしょうし、ある程度自分で進めていて必要な情報だけ入手したいという方は、エントリーシートや選考情報が得られる情報サイトに登録するとよいでしょう。
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・Jobspring
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