大手携帯電話キャリアのNTTドコモの転勤は多いのか、少ないのか調査しました。
大手キャリアは、地方に営業所やショップがあることも多く、勤務地が地方になることもあります。
都会が好きな方、転勤が嫌な方にとっては向かないこともありますので、事前に情報を得ておく必要があります。
NTTドコモは転勤はあるの?
ドコモの採用のHPでは
Q:入社後の異動・転勤について教えてください
A:ドコモでは、数年で部署を異動・転勤するジョブローテーションを実施しています。もちろん、会社が一方的に決めるのではなく、上司との定期的な面談を重ね、本人の希望と適性を考慮した上で異動の有無や異動先を決定します。
とのQAがあり、ここからは全国展開しており、転勤が多い会社のように見て取れます。
有報からみるNTTドコモの勤務地
ただ、有価証券報告書の「主要な設備の状況」によると事業所ごとの従業員は下記の表のようになっており、東京都千代田区の本社の人数の比率が75%近い数字となっております。
実態は東京勤務が多く、営業職を覗き、転勤が少ない会社なのではないかということが数字からは読み取れます。
事業所名 | 都道府県 | 人数 | 比率 |
---|---|---|---|
本社 | 東京都 | 5,580 | 73.3% |
北海道支社 | 北海道 | 186 | 2.4% |
東北支社 | 宮城県 | 195 | 2.6% |
東海支社 | 愛知県 | 305 | 4.0% |
北陸支社 | 石川県 | 120 | 1.6% |
関西支社 | 大阪府 | 580 | 7.6% |
中国支社 | 広島県 | 189 | 2.5% |
四国支社 | 香川県 | 137 | 1.8% |
九州支社 | 福岡県 | 317 | 4.2% |
合計 | 7,609 | 100.0% |
理系出身で採用されれば、神奈川県横須賀市の研究開発センターか東京の千代田区永田町の本社で勤務する可能性が高いです。研究開発は、別会社のドコモテクノロジで行っていると推察されるため、上記の事業所一覧には掲載されていないようです。
文系については各支店やショップがあるので、新卒で最初から本社にいけるかというと最初は地方で2、3年程経つと本社に呼ばれるというケースが多いようです。
経理や人事、総務等の管理系職種は、比較的東京都の可能性が高いのではないかと思います。
セグメント別の人員をみると全社(共通)は、総務・財務部門等の共通スタッフの従業員数を記載している旨の記述があり、2017年の7,616人の内、1,030人は総務・財務部門等の共通スタッフということになります。
口コミからみるNTTドコモの転勤の多さ
全国転勤があるため、転勤をあまりしたくない人には厳しい会社かと思う
3年後ごとを目安にジョブローテーションの部署異動があり、転勤も多いように感じる
といったように転勤が多いというNTTドコモ社員の口コミが多いようです。
全体としては、東京勤務の比率が多いが、部署異動が多いため、1回は地方に行く可能性も十分に考えられます。
又、子供の高校入学まで転勤を回避できる措置があるので、そういった転勤回避の措置を利用することもできるようです。
又、親会社であるNTTが転勤・単身赴任廃止検討のニュースリリースを出しております。
リモートワークを推進しており、今後上記のような転勤が多いという状況も変化があるかもしれません。
なお、一口にNTTドコモといっても技術職なのか、研究開発なのか、総務や経理といったバックオフィスなのか職種によっても転勤の多さ、地方へ行く可能性は差があるので、就活サービス等を使ってOBやエージェント等から生の情報を得ておくことも必要です。
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