私はTOEICは900点前後とそこそこなのですが、全くといっていいほど英語がしゃべれません。
テストの聞きやすい英語はある程度聞き取れるし、テクニックでなんとかなるのですが、電話会議で実際に外人と話してみると全く聞き取れず、無力感を感じた経験があり、それ以来英語をしゃべることに対して苦手意識がありました。
そこで苦手意識を克服しようとリクルートのスタディサプリEnglish(旧英語サプリ)を始めてみました。
スタディサプリEnglishとは?
スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース) は、リクルートが提供しているオンライン英語学習プログラムです。
リクルートは受験サプリという受験業界にとってかなり革命的なアプリを出していますが、英語分野にも展開しているようです。
特徴としては以下の3つがあります。
■パソコン・スマホでいつでも都合がよい時に学習できる
残業があるから英語ができないとかいちいち教室に行くのが面倒で続かないということがなく、スマホやパソコンで都合がよい時・隙間時間に学習ができます。
画面をみることができない満員電車でもオートリスニングコースがあるので、聞き流しての復習ができます。
■月額980円(1日33円~)からというコスパがよい値段で受講可能
教室で受講するのと比べて、月額980円からという破格の値段で受講することができます。
聞き流すタイプのスピードラーニング等もありますが、それと比較してもかなり安くなっています。
■ドラマ仕立てのストーリーで楽しく英語を学べる
ファイヤーエンブレムifや逆転裁判5を手掛けたシナリオ制作会社が作ったオリジナルのストーリで楽しく学べ、継続ができます。
・日常英会話コースとTOEIC対策コースがある
日常英会話英会話コースとTOEIC対策コースがあります。
TOEICコースは日常英会話コースも見ることができるようですが、私は実際に英語が聞け・話せるようになることが目的ですので、日常英会話コースを選択しました。
TOEIC対策が目的であればTOEICコースの方がよいかと思います。
まずはどのようなものなのか知りたい場合は7日間は試用期間がありますので、とりあえず試してみることもできます。
実際に使ってみた感想
実際に使ってみたのですが、端的にいって非常によかったです。
レベルチェックを受ける
流れとしては、まずレベルチェックを受けて自分のレベルを判定します。
いくつか会話を聞いて、それに対する質問があり、答える形式です。
レベルは1から7まであり、自分にあったレベルを選択してすすめていきます。
私はレベル6でしたので、レベル6を受けてみました。
デイリーレッスン、リスニングPLUS、オートリスニングの3つのコンテンツ
スタディサプリEnglishには、デイリーレッスン、リスニングPLUS、オートリスニングの3つのコンテンツがあります。
デイリーレッスンが主なコンテンツで紙芝居形式でストーリーが英語で流れて
①内容理解クイズ、単語クイズ
②ディクテーション
⓷会話文のチェック、文法や語法の解説
④なりきりスピーキング
⑤クイックレスポンス
といった形で進んでいきます。
それぞれ所要時間は2,3分なのですきま時間に進めることができます。
①内容理解クイズは上記のようにある程度内容がわかればこたえられるもので単語テストもあります。ストーリーは、紙芝居形式でテンポよく進められるという点はよいです。
スピードは3段階に調整できるようになっています。
そのあとディクテーションになります。
非常によい点はディクテーションが無理なく続けられる仕組みがあるという点です。
ディクテーションがよいという話はよく聞きますが、やってみようとしても億劫で続かなかったりします。
スタディサプリEnglishは、ディクテーションが無理なく続けられるように組み込まれていますし、ipadで入力する際もキーボードが打ちやすく一部しか表示されない等の工夫が感じられます。
又、面白いのが、聞き取れなかった箇所をアプリでデータとして収集し、どこの分野が弱いのか判定してくれる機能があります。
ストーリーを何個が進めると苦手が検出されましたと教えてくれます。
これが2つ目のコンテンツのリスニングPLUSの内容となります。
英語には短縮、弱化、脱落、連結、同化といった音の変化があり、それが日本人が英語がききとりずらいと感じる理由になります。
例えば、非常に簡単な例でいうとcame back lateはbackやlateの最後の音が脱落してケイムバッレイという発音になります。中学校の時にDid youはディド・ユーではなく、ディージューと発音するとならったかと思いますが、こういった英語の特有の変化は事例に多くあたって習うしかありません。
自分がどの分野に弱いのかディクテーションの結果から判断して教えてくれるのです。リスニングPLUSは下記のようにディクテーションを通して短縮、弱化、脱落、連結、同化といった分野を強化する内容になってています
⓷は、ストーリーで出てくる文法や語法、発音のポイントを確認できます。
ここで役にたつと感じたのが、発音のポイントです。上記で説明したような短縮、弱化、脱落、連結、同化といった英語特有の音の変化の解説が動画で入っているのが、役にたちます。
④なりきりスピーキングではストーリーに出てくる登場人物になりきって発音するのですが、マイクでアプリ側が自分の発音を認識して、発音が正しいかチェックしてくれます。下記の画像にあるようにOK,good,greatといった形で評価してくれます。
少しみにくいのですが、赤字になっている pull yourselfとオレンジのtogetherに改善すべき点があることがわかります。お手本と自分の発音を比べることができるので練習しましょう。
上記のように日本語英語的な発音も矯正してくれてかなりありがたいです。
又、発音のコツを解説する動画もあり、割りばしやスプーンといった小道具も使いつつ、ネイティブらしい発音を出すコツを教えてくれます。
⑤クイックレスポンスでは、ストーリーで出てきた重要表現を使って自分で使いこなせるようにぱっと出てくるように繰り返し発音練習をするパートになります。
上記のように自分の発音とお手本の比較して正しく発音できているか確認することができます。
なお、オートリスニングはストーリーを聞き流しできるモードで通勤時等スマホが見れない場合でも使うことができます。
TOECI800点台でも効果はあるのか
TOEIC800点台とはいっても、英語が話せるわけでなく、ベルリッツに通ったり、スピードラーニングを聞き流したり色々やったのですが、あまり効果はありませんでした。
効果がなかった理由としてはベルリッツは期間が10数回程度と量が足りなかった、スピードラーニングはただ聞き流すだけで、自分が何が聞き取れていないのかの認識する→それを改善するという流れをやっていなかったためと考えています。
英語を話せるようになるためには、とにかくディクテーションで自分が聞き取れない発音を認識する→自分で発音する→正しい発音を確認し、方向修正していくというプロセスが一番効果的と感じており、スタディサプリEnglishはそれを自然に継続的に行える作りになっていることが効果的で、続けていけば英語を話せるようになると感じています。
まとめ
スタディサプリEnglishのよい点は、漫然と聞き流すのではなく、
①ディクテーションをして自分がどこを聞き取れないのか把握する、聞き取りにくい音の特徴を理解する
②ストーリーを通じて単語や文法、発音を学ぶ
⓷マイクを使ってアプリに判定してもらうことで自分で正しく発音の練習をするということが月額980円というコスパが良い値段で無理なくできる点にあります。
英語がビジネスレベルにあるかどうかで年収も大きく変わってきますし、受験で英語はやってきて、TOEICでもある程度の点数が取れるが、全く喋れないという方にはおすすめです。
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